米国のロイド・オースティン国防長官が、イラクとアフガニスタンに駐留する米軍部隊の規模を検証する見通しとなった。ドナルド・トランプ前大統領が両部隊を削減したことを受け、両国での戦略を点検する。複数の国防総省当局者が明らかにした。オースティン氏は国内外でさまざまな懸案を抱えているが、トランプ氏が退任前に両国駐留部隊を3000人余り即時撤退させることを決めたため、ホワイトハウスは長年にわたる両国での紛争への対処も迫られている。オースティン氏は先週開かれた自身の指名公聴会で、イラクとアフガンでの戦略やリソースを検証する考えを示唆したものの、両国での脅威に対応可能な部隊の規模などについては明確な見解を示さなかった。