中国で最近、深刻な問題に陥りかけている不動産開発会社が、同国不動産セクターに伴うリスクの教訓となっている。その教訓とは、予測不能であり、かつ同セクターに限ったわけでもないということだ。華夏幸福(CFLD)は今週、52億6000万元(約860億円)相当の債務返済を延滞していると明らかにした。マクロ経済状況と与信環境を理由に挙げている。華夏幸福は工業団地と都市の開発を手掛けている。2018年には北京の南に位置する固安に新型の工業都市を開発。同社の旗艦事業であるこの開発は、米ペンシルベニア大学ウォートンスクールと不動産情報サイトの易居中国(イーハウス・チャイナ)のリポートによれば、「中国政府が全土で開発されることを期待する『新型』の都市化モデル」と称賛された。
中国不動産のリスク露呈、未来都市開発会社の凋落
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