米株式市場でのゲームストップ急騰劇の「仕掛け人」として一躍注目を浴びたボストン在住のトレーダー、キース・ギル氏(34)は、最近までブローカーとして勤務しており、連邦規定違反で法的なリスクに直面する可能性がある。証券専門の弁護士への取材で分かった。ユーチューブ上で「Roaring Kitty(怒ったネコ)」として知られるギル氏は、早い段階からゲームストップの買いを推奨し、値上がりを予想していたことから、今回の狂騒劇の「顔」となった。オンライン掲示板レディットのフォーラム「ウォールストリートベッツ」など、ソーシャルメディア上でのギル氏のコメントは、かつての雇用主でギル氏を監督する義務のあった保険会社マサチューセッツ・ミューチュアル・インシュアランスにも、法的問題をもたらす恐れがある。
ゲームストップ騒動「仕掛け人」法的リスク直面も
ギル氏の元雇用主も監督不行き届きで責任問われる可能性
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