ミャンマーのミン・アウン・フライン国軍総司令官が実権を掌握してから5日目、軍事政権の外相は外交官を招き、ズーム経由の遠隔会議を開催した。西側諸国の当局者にとって、これは厄介な問題を提起する――出席すれば、アウン・フライン体制を認めたことの意志表示と受け止められないか?さまざまな議論の末、米国を含め、多くの国が大使ではなく、代理を出席させた。カメラをオフにした参加者もいた。会議では軍事クーデターを非難する声も上がった。会合の事情を知る外交関係者4人が明らかにした。ある外交関係者は「これは意志表示だった――出席しなければ、クーデターを容認しているとの印象を与えかねない」と話す。「一方で、外交チャネルは開かれたままにしておきたい」