「クラブハウス」に代表される音声SNSアプリが人気を集めている。その原動力は「他人の生の声が聞ける」というシンプルな魅力だ。  音声会話を特徴とする新興ソーシャルメディアが多額の投資を引きつける一方、SNS大手も独自の音声チャット機能の開発を模索する。ハリウッドや政界、ハイテク業界の大物の会話を直接聞くことができるクラブハウスが、業界を大きく揺るがす存在となっている。  クラブハウスは創業から1年足らずの今年1月、資金調達ラウンドでベンチャーキャピタル会社アンドリーセン・ホロウィッツなどの投資家から1億ドル(104億8000万円)を確保。企業価値を10億ドルと評価された。