やれないのは意志が弱いからではなく、やれる人になるための「習慣」を知らないからだ(写真はイメージです) Photo:PIXTA

レビュー

「やろうと思っていたのに、面倒になってしまった」「わかっているのにできない」――多くの人が経験し、悩んでいることではないだろうか。そんな「やれない人」がやってしまいがちなのは、自分を責めることである。ダメな自分を責め、自己嫌悪でますます行動できなくなるという負のループに陥ってしまう。

『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』書影
『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』 塚本 亮著 明日香出版社刊 1400円+税

 本書『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』はその思い込みを一蹴する。やれないのは意志が弱いからではなく、やれる人になるための「習慣」を知らないからだと。

 ケンブリッジ大学院で心理学を専攻し、帰国後は教育分野で大活躍する著者も、以前は劣等感いっぱいの「やれない人」であったという。しかし、「結果を出す人と結果が出せない人は、何が違うのか」を考えた末、あることに気がついた。それは、成功している人は「行動が早い」ということである。最初の一歩をいかに早く踏み出すかが、鍵を握っているのだ。

 スタートダッシュには「環境」が大きく作用している。行動を起こすためには、自分の意志や感情だけではなく、環境=仕組みが大事だという。それがルーティン(習慣)となれば、あとは自然に「すぐやる人」になっていくだろう。

「やれない人」を自負する方は、まずは本書を手にとってほしい。そしてすぐにページを1枚めくってみよう。これでスタートダッシュは完了、もうあなたは「すぐやる人」である。「すぐやる人」への道は決して険しいものではない。本書を読めば、それがおわかりいただけるだろう。(矢羽野晶子)