米国の小児科医らによると、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、対面式授業やスポーツなどの活動に取り組みづらい状況が続いていることが、児童の体重増加につながっている。児童の健康に長期的な影響が生じる可能性もあるという。児童らは間食が増える一方、運動する機会は減っている。肥満について研究する医師や栄養士は、新型コロナの流行によって2型糖尿病やぜんそくなどになるリスクが高まっていると懸念している。ニューヨークのブルックリン区にあるサウススロープ小児科医院のハイ・カオ医師は「小学生の年代の児童が1年間で20~30ポンド(約91~14キロ)太るケースが多く見られる」と述べた。また、スタテン島のアイランドキッズ小児科医院のブリタニー・ウィルソン医師助手も、コロナ流行下では既に肥満傾向にあった児童がさらに太る傾向があるとした。特に6~9歳の児童の体重増加が目立つという。