シェアリングエコノミーは、使っていない寝室を活用したり、古い電動ドリルを再利用したりする方法として始まった。今や富裕層のプライベートジェット利用も当てはまりそうだ。先週、経営難のカナダ航空機メーカー、ボンバルディアは、ビジネスジェットブランドとして有名な「リアジェット」の生産を2021年内に終了し、1600人の人員削減を行う方針を発表した。買い手がより大きなプライベート機にシフトしたため、同社は小型ジェット部門の売却を模索していた。皮肉なことに、現在のリアジェットの市場セグメント見通しは、打撃を受けている航空業界の大半より良いとの見方もある。ジェフリーズのアナリストは、2020年には24%減となった民間航空機の納入数が、小型および中型ジェット機にけん引されて今年は10%増加すると予想している。大型機は引き続き減少を続けるとの見方だ。
ウーバー症候群、プライベートジェットにも定着か
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