――筆者のニッキー・ヘイリー氏はサウスカロライナ州知事(2011~17)、国連大使(2017~19)などを歴任 ***  米共和党は、ここからどこへ向かうのだろうか。奴隷制度を廃止し、女性の参政権を勝ち取り、ソ連の共産主義を打ち負かした共和党は、米国を前進させるため、引き続き強くなければならず、信念を持ち続けなければならない。  しかしリベラル派のメディアは、そんなことを気にかけておらず、共和党の絶え間ない内紛をあおっている。メディアの戦略の初手は、ドナルド・トランプ前大統領のあらゆる側面について大好きか大嫌いか、どちらの立場を選ぶのかすべての人々に迫ることだった。