米共和党は、ここからどこへ向かうのだろうか。奴隷制度を廃止し、女性の参政権を勝ち取り、ソ連の共産主義を打ち負かした共和党は、米国を前進させるため、引き続き強くなければならず、信念を持ち続けなければならない。しかしリベラル派のメディアは、そんなことを気にかけておらず、共和党の絶え間ない内紛をあおっている。メディアの戦略の初手は、ドナルド・トランプ前大統領のあらゆる側面について大好きか大嫌いか、どちらの立場を選ぶのかすべての人々に迫ることだった。右派の誰かが、第45代大統領を少しでも批判すれば、その途端にメディアは、共和党は二股をかけているなどと大騒ぎを始める。これは保守派の人々を互いに反目させるための、計算された戦略だ。それは、ばかげた誤った選択でもある。現実の生活は、そんなに単純ではない。誰でも、正しいことも、間違ったこともする可能性がある。