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動きに注目したい6つのポイント

 まずは「目の動き」だ。「目は心の窓」といわれるが、目が泳いだり、視線を合わせなかったりするのは心の動揺があるからだ。目の動きを見ているとそのとき何に興味を持っているのかもわかる。職務質問で目がある一点に飛ぶのはそこに見つかったらマズイものがあるからだ。だから視線の先に注目する。提出したカバンをちらちら見ているのはそこに薬物があるからかもしれない。

「顏の表情」にも注意が必要だ。質問に対して顔が赤くなったり、逆に青くなったりするのは自律神経の働きによるものだ。自分でコントロールできないのでごまかせないのだ。もっとも出やすい反応だ。

「足の向き」にも注目する。足先は自分が行きたい方向を示す。会話中に足が出口の方を向いていたら「早く立ち去りたい」という心理を表しているので何かやましいことがあるのかもしれない。

「手の動き」も見る。ウソをついていると手の動きが止まり、人目につかないようにする傾向にある。「手の内を明かす」と言うだろう。手のひらを見せて手を広げて話している人は自らの気持ちを正直に語っている。しかし、ウソをついていると手の動きが止まってポケットの中に入れて隠したりする。

「お腹の向き」も見よう。お腹は人間にとって急所だが、信用していない人には危ないので急所は見せられないのだ。つまり、苦手な人の前に立つとなんとなく斜に構えたりすることがあるだろう。「君は信用できないから腹は見せないよ」というサインだ。お腹の向きでも相手の心理は読める。

「上半身」にも注目してみよう。人間は興味があれば自然と前のめりになる。キミの話を前のめりで聞いている人がいたらキミに興味津々だ。逆に椅子に深く座っている状態は興味がない、キミに関わりたくないという心理を表わしている。

 このように、言葉以上に真意を伝えているのがノンバーバル(非言語)なのだ。

 人間は言葉のみで会話をしていると思っているかもしれないが、実は言葉以外でも会話をしている。なんとなく相手を見ていると思うが、頭の先から足の先まで視線を送ると意外な心理がわかるものなのだ。ノンバーバルは言葉以上に語っているのだ。

 さぁ、キミも今日から人間観察をしてみよう。キミが自分のことを嫌いではないかと思っている人から実は好意を寄せられていることに気付いたり、その逆もあるかもしれない。

 ただ注意してもらいたいのは、キミ自身が言葉とは逆のサインを出さないようにすることだ。しぐさもうまくコントロールすることが本当のコミュニケーションだ。コミュニケーションとは奥深いものなのだ。