ドナルド・トランプ氏は今週、共和党のミッチ・マコネル上院院内総務に対して個人攻撃を行った。同党の上院指導者であるマコネル氏が、1月6日の暴徒らによる連邦議会議事堂襲撃事件について、トランプ前大統領に「実質的、倫理的責任がある」と語ったからだ。マコネル氏はわれわれによる防衛を必要としないだろう。だがわれわれは、共和党支持の有権者らが、2020年大統領選挙の歴史を書き変えようとするトランプ氏の試みに賛同していないことを望む。トランプ氏の発言は、選挙で勝利したと主張するものではなかったが、自身が「ほぼ7500万票を獲得しており、これは米国史上、現職大統領が選挙で獲得した最多の票数だ」と自慢することで、共和党のすべての勝利が自身の功績であるかのように美化し始めるものだった。しかしジョー・バイデン氏は、700万票以上の差をつけて、トランプ氏を打ち負かした。
【社説】あらためて考えるトランプ氏の敗北
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