【ワシントン】ジョー・バイデン米大統領は19日、中国などの台頭に対し民主主義国家が団結することの意義を強調した。  発言の背景には、独裁色を強める中国が新型コロナウイルス流行の影響から比較的早く立ち直り、インド太平洋地域で経済的・軍事的な影響力拡大に動いていることがある。  オンラインで開催されたミュンヘン安全保障会議でバイデン氏は、「中国との競争は激化するだろう」と述べ、世界が先端技術革新やコロナ流行などの問題に直面する中で、「独裁が最善の道だと主張する側」との対立が先鋭化しているとの認識を示した。