新型コロナウイルス禍からのサービス業の回復が世界で二極化の様相を呈している。2月の購買担当者指数(PMI)統計によると、米国は改善しているものの、欧州と日本は業況悪化が鮮明となっており、明暗が分かれている。  コロナ感染者の再拡大を受けて、日米欧の各国政府は今年に入り、そろって個人・企業向けに新たな制限措置を課した。だが、封じ込め対策には温度差があり、とりわけ接客を必要とするサービス業を中心に経済活動にも格差をもたらしている。  半面、製造業は世界で均等に持ち直しているようだ。