米ボーイングは21日、コロラド州上空で損傷したのと同タイプのエンジンを搭載したワイドボディー(双通路)機「777」の運航を停止するよう航空会社に伝えた。米連邦航空局(FAA)はこれらの航空機を直ちに点検するよう指示するとした。米国と日本の規制当局は、128機の777に搭載されているプラット・アンド・ホイットニー(P&W)製エンジンを対象とした措置をとっている。20日のユナイテッド航空機でのエンジン損傷は、このモデルのエンジンを搭載した同型機の事案としてはここ数年で3件目。米国の調査担当者は、コロラド州デンバーからホノルルに向けて離陸した直後にエンジントラブルが発生した原因を調べている。破損したエンジンの部品が落下し、この航空機はデンバー国際空港に引き返した。
ボーイング、一部「777」運航停止を航空会社に提言
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