――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米航空機大手ボーイングの機体で再び発生した運航停止は小型旅客機「737MAX(マックス)」問題の再来ではない。とはいえ、既に打ちのめされている米航空宇宙業界にとっては、ますます歓迎されざるイメージ失墜となる。  世界の航空会社は21日、ボーイングの勧告に従い、米防衛大手レイセオンのエンジン部門プラット&ホイットニー(P&W)製のエンジンを搭載したジェット機「777」について、全ての運航を停止した。