新型コロナウイルスから身を守ろうと模索する消費者は、米バイオテクノロジー会社モデルナの新たなウェブサイトと見受けられるサイトに行き当たるかもしれない。そこには「新型コロナワクチンを先回りで購入できる可能性があります」と大文字で書かれ、1回分が30ドルの価格で提供されている。この偽サイトはここ1年でネットに出現した多くのコロナ関連詐欺の一つだ。詐欺師たちはコロナを巡って広がる不安感に乗じ、ワクチンをおとりに人々を誘い込んで個人情報とお金を巻き上げている。米国土安全保障省によるサイト捜査を経て2月11日、ボルティモア付近の男3人が逮捕され、通信詐欺の共謀罪で訴追された。国土安全保障省の広報担当者によると、捜査官は先週までに、不正に取得されたおよそ3300万ドル(約35億円)を押収。8万件近い「Covid-19(新型コロナ感染症)」関連のドメイン名を分析した。
米コロナワクチン詐欺、優先入手の偽サイトも
モデルナやファイザーになりすます
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