英国では2021年の年央までに全ての成人に対して新型コロナウイルスワクチンが投与され、西側主要国では最速ペースとなる見通し。ただ政府に助言した研究者らは最近、徐々にロックダウン(封鎖措置)緩和が進みワクチンが効果を発揮したとしても22年夏までにコロナで5万6000人余りが死亡するという悲観的な見通しを示した。効果的なワクチンがあったとしても、コロナウイルスが社会に影響を与え続け、流行を抑制するため定期的に規制措置を再導入する必要があるかもしれないという好ましくない見通しを示している。つまり、ウイルスは消えてなくならないものの、同様に入院患者数を管理可能な水準まで抑えれられればロックダウンを永遠に継続する必要もないことを認識した上で、各国政府や企業はコロナとの共存に備えるべきだと結論づけている。