中国共産党は、ウイルスに夢中になっている。科学者の一団は、10年余りの期間で2000近い新たなウイルスを発見したと主張している。中国を除いた世界がこれほど多くのウイルスを発見するには200年もかかった。もっと厄介なのは、中国共産党がバイオセーフティーに無頓着なことだ。それに伴う世界の保健衛生分野へのコストとリスクは極めて大きい。その一例が、武漢から広がった新型コロナウイルスだ。こうした状況を続けさせることはできない。中国共産党と中国政府が、基本的透明性の要件を含むバイオセーフティーの国際基準を守ることができないのであれば、共産党の説明責任を追及し、中国政府を罰しなければならない。こうした不正行為の直近の例が、われわれの身の回りに影響を及ぼしている。新型コロナウイルスの発生源が武漢であることを示す証拠は非常に多い。主に状況証拠であるとはいえ、大半の証拠は武漢ウイルス研究所(WIV)が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の発生源であることを示唆している。米国では現在、同研究所に関する懸念が党派を越えて広がっている。バイデン政権は、パンデミック初期の状況に関する世界保健機関(WHO)の調査内容、特に調査担当者の作業に対する中国政府の介入に「強い懸念」を表明した。
【寄稿】武漢研究所は世界のリスク=ポンペオ氏ほか
中国はウイルスに夢中になっているがバイオセーフティーには無頓着
有料会員限定
あなたにおすすめ