世界保健機関(WHO)が主導する新型コロナウイルスワクチン普及計画「コバックス」から第1弾の出荷分が24日、西アフリカのガーナに到着した。途上国向けのワクチン配布で史上最大の事業が始まった。  今回供給されたワクチンは、英オックスフォード大と製薬大手アストラゼネカが共同開発し、世界最大のワクチンメーカー、インド血清研究所(SII)が生産を担当した。ガーナ政府高官は首都アクラのコトカ国際航空に出向き、60万回分の同ワクチンを出迎えた。人口約3100万人のガーナは現在、感染第2波に襲われている。到着したワクチンは、最前線で闘っている医療従事者ら約30万人に接種できる量がある。