米フェイスブックやアルファベットに対して事実上、ニュース記事の対価支払いを義務づけるオーストラリアの法案は24日、最後の大きな障害を突破した。巨大IT企業とパブリッシャー(コンテンツの提供元)の関係を定める規制で、世界基準になる可能性がある。大手ハイテク企業はパブリッシャーに対してニュース記事の対価を支払うべきか? 長らく世界でくすぶっていたこの問題について、以下にQA形式でまとめた。highlight type=BOLDグーグルとフェイスブックはなぜこれまで支払わなくて済んでいたのか?/highlightグーグルとフェイスブックはなぜこれまで支払わなくて済んでいたのか?著作権法は国・地域によって異なるが、米国ではニュース記事の見出しと抜粋がグーグルの検索結果に表示される場合、通常は「公正使用(フェアユース)」だと考えられている。つまり、ライセンス料を交渉せずに、著作権保持者から抜粋を表示できるということだ。何が公正使用に当たるかは複雑な問題で、当該ニュース記事の全容を置き換えると考えられるかどうかなどの要因を勘案する必要がある。