米通信大手ATTは、有料テレビ部門を米投資会社TPGと統合させ、負債を含め約162億5000万ドル(約1兆7300億円)規模の新会社を立ち上げることで合意した。ATTはコストのかさむ娯楽事業を切り離す。  傘下のディレクTVとATT TVの米国でのサービスを新会社に移管し、ATTとTPGが共同で運営する。ATTは新会社株の70%を保有する。TPGは現金18億ドルで30%を取得する。  ATTは2015年に衛星放送大手ディレクTVを490億ドル(負債を含めると約660億ドル)で買収したが、今回の合意での評価額はこれをはるかに下回る。