世界保健機関(WHO)の調査団メンバーは、中国武漢市にある別の食品市場に関心を向けている。最初に新型コロナウイルスへの感染が確認された患者(感染者第1号)が、両親がそこを訪れたことを調査団に明かしたためだ。中国当局は2020年の早い時期から、最初に感染が確認されたのは「チェン」という名の武漢市の住民で、19年12月8日に体調を崩したと発表していた。当局によると、この人物には初期の感染者の多くが関わっていた華南海鮮市場とのつながりはない。コロナの起源を調べているWHO調査団は、その情報や、その後明らかになった証拠を基に、初期の段階ではウイルスが動物から人に感染し、その後華南市場での集団感染が起きるまでに武漢市全域に広がっていた可能性があるとの結論に至った。
コロナ起源巡る調査団、武漢の別の食品市場にも関心
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