米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は26日、製薬・日用品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(JJ)が開発した新型コロナウイルスワクチンについて、安全に効果を発揮したとして米国内での使用を承認するよう勧告した。諮問委の勧告を受けて、FDAは27日に決定を下す見通し。FDAの審査では、1回の接種で済むJJのワクチンの予防効果は中等症と重症で66%で、重症に限ればさらに高かった。JJヤンセン医薬品部門でワクチン研究のグローバルヘッドを務めるヨハン・ファン・ホーフ氏は諮問委の会合で「ヤンセンのワクチン候補が承認されれば、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)との世界的な戦いにおいて極めて重要な役割を果たすだろう」と述べた。「1回の接種で済むため、これまで以上に速いペースで住民への接種を進めることができる」