記念式典の演説で
政権の成果を誇示
文在寅大統領は3月1日、1919年の「三一独立運動」記念式典で演説を行った。
三一独立運動は、日本に併合され、支配された中で、民族の自尊心を発揮し、日本に抵抗した歴史の象徴である。これは韓国人にとってのプライドを意味する。
演説では、この運動が起きた前年の1918年にはスペイン風邪、翌年にはコレラの流行で、それぞれ14万人、1万4000人が命を落としたが、そうした中で家族と隣人、共同体を守ったのは三一独立運動として覚醒した韓国国民自身であったとして、民族の誇りを強調した。さらに現在は、新型コロナ対応と医療分野で韓国が先駆的な役割を果たしていることを誇らしげに語った。