アルファベット傘下のグーグルは、デジタル広告技術界でほぼ全ての競合を打ちのめしてきた。しかし、このIT(情報技術)の巨人に挑む有望なライバル企業が浮上している。ただし、それは現在の勢いを維持できればの話だ。  企業がさまざまなウェブサイトを横断して広告枠を購入する手助けをしているトレードデスクは、グーグルの市場シェアを奪うという、他の企業はなし得なかったことを達成した。アドテクコンサルティング会社ジャウンス・メディアによると、グーグルはオンライン広告取引市場で約40%のシェアを占めているが、トレードデスクは8%近くまでシェアを伸ばしており、その伸び率はグーグルを上回っている。