中国の通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は2020年、国外のモバイル機器市場で欧州の競合企業にシェアを奪われた。調査会社デローロ・グループのデータで明らかになった。それによるとファーウェイは、中国を除く世界のモバイル機器売上高のシェアが2ポイント低下し約20%となった。スウェーデンのエリクソン、フィンランドのノキアに次ぐ3位を維持したが、エリクソンとノキアはいずれもシェアを拡大した。エリクソンは中国を除く市場での首位の座を固め、シェアは2ポイント上昇して約35%となった。ノキアは1ポイント上昇して約25%となった。ファーウェイは一時世界の首位に立ったが、20年後半には米国からの圧迫で5位に低下した。だが今は中核事業のモバイル通信機器販売が勢いを増している。
ファーウェイ、中国除く世界市場のシェア縮小 3位は維持
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