1月4日、チャマス・パリハピティヤ氏は新たなディールが近いことをツイッターのフォロワーに示唆した。「チャンスをつかめ」のメッセージと共に投稿したGIF画像では、俳優アレック・ボールドウィンが疲れたセールスマンに「常にディール成立を目指せ」と叱りつけている。映画「摩天楼を夢みて」の一場面だ。リツイートや「いいね」が殺到した。あるフォロワーはこう応じた。「その準備はできている」その3日後、パリハピティヤ氏が新興ネット金融会社ソーシャル・ファイナンス(SoFi)を自身の特別買収目的会社(SPAC)を通じて上場させる計画を明らかにすると、デイトレーダーが集うオンライン掲示板レディットのフォーラムは興奮の渦に包まれた。あるファンはこれを「富豪になれるとの希望を持って買う株式」だと宣言した。SoFiは2023年まで収益化は見込めず、競争も激化しているにもかかわらずだ。