米ハイテク株は調整局面入りした。中国ハイテク株はそれ以上に沈み込んでいる。香港市場のハイテク株指数は3週間足らずで26%下落した。今年に入り人気銘柄に殺到していた投資家らは、相場の急転換で損失が雪だるまのように膨んでいく様子を目の当たりにしている。中国のインターネットサービス大手テンセントホールディングス、電子商取引最大手アリババグループ、スマートフォン(スマホ)大手の小米(シャオミ)などの30銘柄で構成されるハンセンテック指数は9日、年初来安値で取引を終えた。直近高値から20%超下落すると定義される弱気相場に入っている。一方、米市場でもハイテク株が下落しているが、ナスダック総合指数の8日終値は、2月12日に付けた直近高値より10.5%安い水準に踏みとどまっている。