――筆者のウォルター・ラッセル・ミードは「グローバルビュー」欄担当コラムニスト ***  北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記の公式の伝記が出版され、韓国語版がウェブ上にアップロードされたと、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた。この伝記の著者らが、金氏を持ち上げていることは驚くに値しない。最終章(「主権と正義の基軸の下で世界を回す」)では、ドナルド・トランプ氏、習近平氏、ウラジーミル・プーチン氏、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領らと金氏が行った一連の首脳会談を称賛している。