米ジョージア州アトランタ郊外の郡で行われた2020年大統領選の郵便投票を巡り、ドナルド・トランプ前大統領が昨年12月下旬、監査を担当していた州務長官室の調査責任者に電話をかけ不正行為を探すよう要請していたことが分かった。6分間にわたる電話の内容をウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した。その中でトランプ氏は自身がジョージア州で勝利したと繰り返し、「何か悪いことが起こった」と述べていた。また、調査責任者のフランシス・ワトソン氏に対して、「正しい答えが出てきたら、あなたは称賛されるだろう」とも話していた。これに対しワトソン氏は「断言しておきますが、われわれのチーム(とジョージア州の捜査当局)は、真実を知り、事実に基づく情報を見つけることだけに関心があります」と述べていた。