ジョー・バイデン米大統領は12日、日本、インド、オーストラリアとオンライン形式による首脳会談を開催した。会談では、アジアで新型コロナウイルスワクチンの普及を促進することに重点が置かれた。バイデン氏とカマラ・ハリス副大統領は、日本の菅義偉首相、インドのナレンドラ・モディ首相、オーストラリアのスコット・モリソン首相と話し合った。日米政府はまた、菅首相がバイデン氏との会談のため、来月ホワイトハウスを訪れる予定を発表した。バイデン氏にとっては、対面で会談する初の外国首脳となる。日米豪印は「クワッド」と呼ばれる戦略同盟を構成し、中国を巡る懸念を共有する。政府関係者によると、会談の議題にはインドのコロナワクチン生産能力を拡大する計画などが含まれた。来年までに生産は10億回分拡大する可能性があるという。