【ロンドン】英政府が、「深刻な迷惑」を引き起こしたデモ参加者に最長10年の禁錮刑を科す法案を議会に提出したことを受け、国家が市民の自由を侵害しているという疑問の声が上がっている。同国で今月発生した女性の誘拐・殺害事件を巡り、警察当局が犠牲者の追悼集会を解散させたことが批判の的となっている。  徒歩で帰宅中に誘拐・殺害されたサラ・エバラードさん(33)の追悼集会が13日にロンドンの公園で行われたが、新型コロナウイルス規制に違反したとして、警察は参加していた女性4人の身柄を拘束。これについて無神経だと批判の声が出ている。