セクハラ疑惑が深まる米ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事（民主党）を巡る世論調査で、半数が辞任すべきではないと回答し、辞任すべきだとしたのは35%だった。クオモ知事は、元部下ら複数の女性に対するセクハラ疑惑のほか、高齢者施設の新型コロナウイルス感染症による死者数の過少報告でも批判に直面している。シエナ大学研究所の世論調査によると、先週実施された調査では、クオモ氏がセクハラをしたと思うと答えた人は35％、していないと答えた人は24％、わからないとした人は41％だった。調査対象となった有権者の57％がクオモ知事の今回の疑惑への対応に満足していると回答した。調査は３月８日から12日までの期間、有権者804人を対象に実施され、誤差はプラスマイナス4.1ポイント。ニューヨーク州議会は3月11日、知事の行為に対する弾劾調査を開始した。