ハイテク株の有力な目利き投資家として絶大な人気を誇るキャシー・ウッド氏。だが、同氏のファンドは今年、相場急落の憂き目に遭っており、ウッド氏の手腕に信頼を寄せる投資家もここにきて、その覚悟を問われている。  ARKインベストメント・マネジメントが手掛ける5本の上場投資信託(ETF)は今年、2月初旬まで株価が最大30%上昇するなど破竹の勢いだった。それまでの1年2カ月では倍以上の値上がりだ。  そこに、長らく姿を現さなかったインフレ懸念が突如として浮上し、金融市場を襲った。米国債が急落し、金利上昇がハイテク株を中心とするグロース株への売りを誘発。