米アトランタでアジア系女性6人を含む8人が殺害された銃撃事件の後、ニューヨークやシアトル、南カリフォルニアで集会が開かれ、週末には抗議行進も計画されている。ソーシャルメディアでも活発な議論が起きている。そうした全てに共通するメッセージがある。警察は襲撃事件が憎悪犯罪にあてはまるか判断を下していないものの、ここ1年に憎悪犯罪の被害に遭ってきたアジア系米国人が事件を受けて結束しつつあるのだ。事件は追悼式やツイッター、職場などで多くの人々の共感を呼んでいる。その様子は、昨夏にジョージ・フロイドさんが警察の拘束下で死亡した事件を受けて広がった社会的混乱や米国の人種問題を巡る議論をほうふつとさせる、との声も多い。
米国のアジア系住民、憎悪犯罪急増で結束の動きも
有料会員限定
あなたにおすすめ