アレハンドロ・マヨルカス米国土安全保障長官は21日、移民が急増している南部国境での同省の対応を擁護し、その責任の大半はトランプ前政権にあるとの見方を示した。また、保護者を同伴していない未成年入国者向けの適切な収容施設をなるべく早く拡張していくとも述べた。米NBCの番組「ミート・ザ・プレス」に出演したマヨルカス氏は、「国境は閉鎖されている。単独の成人や家族は追い返し、若くて保護が必要な未成年は追い返さないことに決めている」と語った。同氏は先週、南部国境から不法入国する移民の数がここ20年間で最多のペースになっていると述べていた。18歳未満で親が同行していない移民は、政府にとって最大の問題となっている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した税関・国境警備局(CBP)の内部資料によれば、国境警備局の施設では、政府の子供向け施設への移送待ち状態にある子供の数が5000人を超える。そのうち約600人は10日以上も待機を続けている。
米南部で移民急増、国土安保長官が前政権を批判
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