米国で新型コロナウイルスワクチンの製造企業が1週間当たりの生産量を今年これまでの水準から大幅に増やしている。  米ファイザー・独ビオンテック連合と米モデルナは、当初は勢いがなかったものの、これまでの経験を基に生産量を増加。生産ラインの拡張に加え、自社で一部原材料の生産を手掛けるなどの対応も行っている。  ワクチン生産工程に必要な特殊フィルターは枯渇気味だったものの、ファイザーはリサイクルすることで在庫を引き延ばす方法を考案。モデルナはワクチンが入ったバイアル瓶の検査・梱包(こんぽう)にかかる時間を短縮することに成功した。