米ニューヨーク州議会の議員らは24日、嗜好(しこう)用大麻の販売を来年から合法化することで合意に達したと明らかにした。販売は成人が対象。州上院のリズ・クルーガー議員によると、大麻商品を担当する新たな州規制当局の創設や、3オンス(約85グラム)までの大麻所持を処罰対象から外すことを盛り込んだ法案を議員らがまとめている。個人利用目的の大麻栽培も認める。また、大麻使用により運転手が酩酊(めいてい)状態にあるかどうかを判断する新システムを州が研究するという。法案は州上下両院で来週審議される予定だと議員らは述べた。アンドリュー・クオモ州知事(民主党)は、来週成立期限を迎える州予算案で大麻の合法化を提案している。同氏は2019年と20年の予算案にも大麻合法化を組み込んだが、州上下両院で過半数を占める民主党と意見が対立し、撤回していた。
NY州、嗜好用大麻の合法化に近づく 州議会が合意・採決へ
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