米ゲームソフト販売大手ゲームストップの経営陣が直面しているジレンマは理解できるだろう。一体何を話せば115億ドル(約1兆2500億円)の価値を生むのか。これは年初から23日の取引終了までの、同社の時価総額の増加額だ。その直後に2020年11月-21年1月期(第4四半期)の決算が発表された。時価総額は1月のピーク時と比べても8割増しだった。言うまでもなく、この要因は一切ゲームストップの管理のはるか及ばないところにある。同社はオンライン掲示板レディットに集う個人投資家の「ヒーロー」になりたかったわけではない。だが2カ月余りが経過してもなお、ゲームストップ株は年初と比べて約8倍の水準で取引されている。
米ゲームストップの市場価値、現実がものをいう
決算発表後に株価が急落したが、重要なのは再建計画の成否
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