米シェアオフィス大手ウィーワークが特別買収目的会社(SPAC)と合併で合意した。同社は約2年前に新規株式公開(IPO)計画が頓挫していたが、今回の合意により上場する見通しだ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。  関係者によると、SPACのボウX・アクイジションとの合併により、ウィーワークの評価額は負債を含めて90億ドル(約9900億円)になる可能性がある。また、ウィーワークは「上場会社の私募増資(PIPE)」という手法による8億ドルを含めて13億ドルを調達するとみられている。