矢印キー ＋［Enter］キーを活用しよう

　キーボード入力のための指のホームポジションというのを耳にしたり、習ったりしたことがあるでしょう。右の人差し指を［J］、左の人差し指を［F］に置き、そこから順に各キーに指を置く位置です。

　これとは別に、アウトルックのショートカットキーを使いやすくする指の位置、いわばアウトルック専用のホームポジションがあります。

　このホームポジションでポイントとなるのは右手の位置です。右手は、上下左右の矢印キーに置きます。人差し指で左矢印、薬指で右矢印、中指で上下の矢印キーを操作します。そして、［Enter］は中指を伸ばして押します。［Enter］を押し終わったら、中指は上下矢印キーのいずれかに戻します。上下どちらの矢印キーでもよいので、置きやすいほうをあなたのホームポジションとしましょう。

　一方、左手のほうは左の［Alt］に親指があると、最も速くストレスなくショートカットキーを操作できます。ショートカットキーでは［Ctrl］、［Shift］をよく使いますが、［Alt］に親指を置いた位置から、動かしやすい指で［Ctrl］や［Shift］を押してください。

　本書では、アウトルックのこのホームポジションをベースとして、ショートカットキーの押し方を説明します。