――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」
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東芝は近年、企業ドラマに事欠かない。146年の歴史を持つ東芝を巡り現在繰り広げられている物語は、日本のコーポレート・ガバナンス向上の兆しを示しているのかもしれない。
東芝の株価は今月23%上昇し、米国の原子力子会社ウエスチングハウスが破綻して巨額損失を出した2017年以降で最も高い水準となっている。急騰の理由は、買収合戦の観測だ。メディアの報道によると、英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズが先週、買収を提案しており、他にも買収提案を検討している企業があるという。