「運がよくなりたい」「いい人に巡り合いたい」「幸せな人生を送りたい」、それらを実現したいなら、考え方を変えればいい。最強の運を持つ「歩くパワースポット」が伝える「運」の磨き方をまとめた『SHOCK EYEの強運思考』には、強運を引き寄せる39の思考法がある。
仕事や恋愛、スポーツ、趣味など、自分の人生を変える出会いは、これまでもこれからも、いったいどれくらいあるだろうか。今、目の前にあったとしても、自分が求められる存在になっていないかもしれない。では、どうすればいいか。目の前のチャンスをものにする方法を本書より抜粋して紹介します。

運と努力が合わさった瞬間に奇跡が起きる

【SHOCK EYE】チャンスをものにできる人とできない人の差
湘南乃風 SHOCK EYE
1976年神奈川県生まれ。RED RICE、若旦那、HAN-KUNと共に「湘南乃風」を結成。ヒット曲「純恋歌」「睡蓮花」は幅広い世代で歌い継がれている。プロデューサーとしても、ハロー!プロジェクト、ジャニーズWEST、YouTuberのフィッシャーズなどへの楽曲提供を行う。近年では、インスタグラム上で会員限定のコンテンツ「Shrinegram」を運営するなど、音楽以外でも幅広い活動を行っている。著書に『歩くパワースポットと呼ばれた僕の大切にしている小さな習慣』『歩くパワースポットと呼ばれた僕の大切にしている運気アップの習慣』(共に講談社)がある。

「幸運をつかむ」という表現があるから、幸運はつかめるものだと思っている人は多いだろう。でも僕の考えは違う。

 手を伸ばしたって幸運はつかめない。「幸運をつかみに行かない」というのが僕のポリシーだ。

 でも、何もせずに待っているだけでは、幸運をものにできない。

 スキルを磨き、前向きに行動していた人の前にのみ、パーンと道が開ける。

 僕は中学時代、サッカー部に所属していた。試合をしていると、こぼれ球が転がってくることがある。日頃から練習していれば、そのボールをコントロールしてシュートが打てる。逆に、日頃の鍛錬がなかったら、絶対にシュートを決められない。

 日本代表の試合で、本田圭佑選手がすごいフリーキックを決めた試合があった。

 フリーキックを決めるためには、運が必要だと言う人がいるけれど、チャンスをものにするために本田選手はとんでもない量の練習を積んでいる。

 運がいいだけで成功したのではなく、決められたのは本田選手が準備をしていたからだ。運と努力が合わさった瞬間に奇跡が起きる。

 ただ、かみ合う瞬間は計算できないから、奇跡は簡単には起こらない。両者をものにできたときに、素晴らしい結果が出る。

「運命の人にめぐり合うにはどうすればいいですか?」

 そんな質問をされることがある。それって「試合中にどこで待っていればいいボールが転がってきますか?」みたいな話だと思う。試合中に流れを読んで、チャンスに備えることはできるけど、「どこでボールを待っていればいいか」は練習のしようがない。

 それと同じように、「運命の人にめぐり合うスキル」も磨きようがない。

 でも、気になる人が現れたときに、その人に認めてもらえるように自分を磨いて、人間としての素晴らしさを高める努力なら日頃からできる。どんなチャンスが来てもいいように、常に自分を高めておけば運命をものにできる。