バイデン氏の気候変動対策、鬼門は中印か
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 気候変動に関する野心的な目標を掲げようとする機運が世界的に高まる中、中国とインドは地球温暖化ガスの削減で突出した役割を担うことになりそうだ。中印両国のエネルギー需要は巨大で、現在も拡大し続けている。

 両国には共通点が多い。いずれも13億人以上の人口を抱え、電源構成で石炭に大きく依存する。石炭は炭素排出の点で最悪の化石燃料だ。国際エネルギー機関(IEA)によると、中国だけで2019年の石炭消費量の半分以上を占めた。これに続くのはインドで、全体の11%だったが、2030年までには約14%まで上昇すると予想されている。

 米国主催で22日から2日間にわたり開催されているオンライン気候変動サミットで、中印首脳はいずれも、先進国とは異なる責任を担うべきだと主張。両首脳とも以前から、米国の指示で動いているとの印象を与えたくない意向をにじませてきた。