界隈でちょっと知られる
“高校生投資家”の存在に
高校生で証券会社に頻繁に出入りしていた私は、界隈ではちょっと知られる存在になっていました。
証券会社の社員たちとは顔見知りですっかり信頼されていたので、デパートの定休日には従業員入り口からこっそり入れてもらい、株式の情報が見られる端末を1人で独占して触らせてもらうこともできました。
パソコンで株価チャートを表示したものを印刷して持ち帰り、自宅で株の分析もしていました。
まさに株漬けの毎日です。
そうこうして得られる情報量が以前より格段に多くなり、しかもほぼリアルタイムで株価などの変化が追えるようになったので、より機動的な売買ができるようになりました。
仕舞いには、証券会社に置いてある売買注文用のマークシートを自分自身で書いて、注文を出すまでになっていました。
今から振り返ると、ずいぶん自由にさせてもらったものだと感謝しています。
高校生だからと大目に見てくれたのと、当時は売買手数料も今より高かったので、高校生ながらも手数料を落としてくれる顧客として見てくれていたからかもしれません。