プレステ人気ゲーム 「Ghost of Tsushima」 の舞台、対馬ってこんな島!

海外旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、プレステ人気ゲーム 「Ghost of Tsushima」 の舞台、対馬を紹介します。元軍を中心とした数万の兵が日本を攻めるべく殺到した“元寇”。鎌倉幕府は苦戦するが、“神風”の語源ともなった暴風雨が二度の襲来の両方で元軍の船を襲い、これを潰走させた。学校では“文永の役”“弘安の役”という単語とともに、苦戦しつつも日本が辛くも勝利した戦いとして記憶している方が多いかもしれません。しかし、すべての戦争には、勝敗以前のはじめの一発があります。元寇においては元軍の襲来を最初に受けたのは、対馬でした。

日本版『300(スリーハンドレッド)』、
圧倒的な戦力差の中、戦い抜いた対馬武士

 文永11年(1274年)、高麗の合浦(現在の韓国・馬山)を出発した元・漢・高麗連合軍(軍勢は2万5千とも4万とも)は対馬の南部・小茂田浜を来襲。これに対して当時の対馬守護代・宗助国(そう・すけくに)は80余騎が率いる総勢400名で迎え撃ちました。圧倒的戦力差のなか、助国の軍は1日持たずに完敗、助国は息子共々討ち死にしてしまいます。