ジョー・バイデン米大統領は、インフラ整備や育児、教育などに何兆ドルもの予算を投じる計画を明らかにしたが、共和党との共通認識を見い出せるかどうか、今週が重要な試金石になる。バイデン氏は有力議員をホワイトハウスに招いて今後の方針を検討する。巨額の経済対策案を巡っては、共和党の反対が強まる一方で、一部の民主党議員は共和党の支持なしに議会を通すよう求めている。バイデン氏は12日、大統領就任後初めて議会幹部との正式な会合を行う。ナンシー・ペロシ下院議長(民主、カリフォルニア州)、ケビン・マッカーシー下院院内総務(共和、カリフォルニア州選出)、チャック・シューマー上院院内総務(民主、ニューヨーク州)、ミッチ・マコネル上院院内総務(共和、ケンタッキー州)が参加する。ホワイトハウス関係者によると、会合では幾つかの議題が取り上げられる予定で、バイデン氏が提案する経済対策にも焦点が当てられる見通し。