――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  良くも悪くも、「Space (宇宙)マニア」は「特別目的買収会社(SPAC)マニア」と同義になった。  英ヴァージングループ傘下の宇宙旅行会社ヴァージンギャラクティックは10日、当初の予定より6日遅れで第1四半期決算を発表した。これは、米証券取引委員会(SEC)が、一部のSPACのワラント(新株引受権)の不適切な会計処理を指摘したことを受けたためだ。再計算の結果、4900万ドル(約53億2300万円)の追加費用が計上され、ヴァージンギャラクティックの損失額が拡大した格好となった。