米国の動画配信サービス大手が世界のエンターテインメント業界の秩序を揺さぶっている。  ネットフリックス、アマゾン・ドット・コム、ウォルト・ディズニー、AT&T傘下のHBOマックスはいずれも、北米市場が飽和状態になる中、海外市場に新たな成長の活路を求めている。そのため、現地語でのテレビ番組や映画作品の制作に巨額の資金を投資。出資先の国・地域のエンタメ業界に活気をもたらす一方で、脚本家から俳優、プロデューサー、現場スタッフまで人材の獲得競争が激化している。