米下院共和党は12日午前、非公開の会合を開き、ドナルド・トランプ前大統領に批判的なリズ・チェイニー議員(ワイオミング州)を党幹部職から解任した。会合が始まってから約15分で、発声投票によりチェイニー氏の解任が決まった。チェイニー氏は共和党内で、2020年の選挙は盗まれたなどと主張を展開していたトランプ氏の批判の急先鋒(せんぽう)に立っており、トランプ氏を巡る内紛にけりをつけたいケビン・マッカーシー下院院内総務(共和、カリフォルニア州)ら他の党幹部らと衝突していた。下院保守派グループ、共和党研究委員会(RSC)の委員長を務めるジム・バンクス下院議員(共和、インディアナ州)は「われわれは下院過半数の奪還という唯一の目的の下で結束しており、99%のメンバーがこれに注力していることは採決結果からも明らかだ。先に進む時だ」と述べた。
トランプ批判の幹部を解任 下院共和党
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